地域資源を活用した地域振興活動

「引退競走馬を活用したメンタルヘルスの未病対策の科学的効果検証と社会実装」(公益社団法人 全国乗馬倶楽部振興協会 助成事業)

心身の健康を維持することは現代社会を生きていく上では不可欠な要素です。生きづらさを感じるのは人間だけでなく動物も一緒。我々は競馬を引退した競走馬、乗馬のお仕事を終えた乗用馬の余生を確保するため、そういった馬たちを地域の大事な資源と位置づけ、社会の中で活躍する場の創出に取組んでいます。

その1つとして、心身の健康増進活動として馬とのふれあいを実装するプロジェクトを推進しています。具体的には馬とのふれあいによる心身の効果・影響について科学的な検証実験を行い、健康活動として馬の有用性を示すことができました。科学的な検証実験は宮城県東松島市を主な検証フィールドとして福島大学、東京情報デザイン専門職大学、仙台ECO海洋専門学校等をはじめとする滋慶学園グループ、そして美馬森 八丸牧場とともに科学的検証チームを立ち上げ、東松島市の協力の下で推進しました。

この科学的検証を通して、牧場、自治体、生命保険会社の三者による実装のスキームが構築され、地域住民の健康増進活動としての社会実装が実現しました。また、本プロジェクトは人だけでなく、馬自身への効果・影響についても検証しており、馬の気持ちに寄り添ったふれあいの在り方についても科学的なデータを蓄積することができました。

人も馬も地域にとって大切な資源。人馬共生社会の実現を通して元気で健康な地域を増やしていくことを目指します。

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